質屋のうつり変わりに世相を見る

質屋っていうと江戸時代というイメージがありますね。でもその歴史は700年と言われるそうなので、もっと古くから業態としてはあるのでしょう。

時代劇や落語に出てくる質屋というと、年末の資金繰りがつかなくなった町人、商人などが、自分の道具を預け入れて、質屋から生活費などを借りるところ。これが昔ながらの質屋の姿でしょうね。

でも現代となっては、文字通りの質草として品物を預け入れる人は少ないのではないでしょうか。それよりもむしろ、不要になった品物を買取ってもらうところ、というイメージがいたします。まあもちろん不要になったわけではなく、仕方なく売ってしまうという方もいるんでしょうけれども。

扱っている品物自体もずい分変わってきていますね。本当に昔なら、道具類や着物だったりしたのでしょう。私が若い頃でも、洋服なんていうのもあったように思います。でも最近はファストファッションの流行で、ブランドのお洋服であっても質草にはなりにくいのかな、とも思います。ブランド品ならロレックスの時計やエルメスのバッグが主流でしょうか。

それから高級カメラやパソコン、ゲームなどというのもあるんでしょうね。まさに質屋に預け入れする品物は世相の鏡を見る気がします。

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